叔父を”保険金殺人”男の控訴を棄却 福岡高裁
福岡|
11/27 14:58
福岡県うきは市で2021年、保険金目的で叔父を殺害したなどとして、一審で無期懲役の判決を受けた男の控訴審で、福岡高裁は控訴を棄却しました。
判決によりますと、会社役員の松成英一郎被告(57)は、2021年4月、うきは市にある空き店舗の敷地内で、叔父の西村一敏さん(当時64歳)を車で複数回ひいて殺害し、保険金およそ1500万円をだまし取ったなどとして、殺人や詐欺などの罪に問われていました。
6月、一審の福岡地裁は松成被告の無罪主張を退けて、検察側の求刑通り無期懲役の判決を言い渡し、弁護側が即日控訴していました。
27日福岡高裁で開かれた控訴審の判決公判で松田俊哉裁判長は、現場周辺の防犯カメラの映像などから「被告人以外の第三者が犯人である可能性はおよそ考えられない」などとして一審の判決を支持し、控訴を棄却しました。