本格的な冬を前に 八木山峠で活躍する除雪作業車の出陣式
福岡|
12/09 19:17
本格的な冬を前に、峠の除雪作業などにあたる車両の出陣式が9日、福岡市で開かれました。
「安心かつスピード感を持って除雪作業を行うことをここに宣言いたします」
福岡市東区の九州地方整備局・福岡国道事務所の出張所で開かれた出陣式では、除雪業者らによる車両の点検などが行われました。
これらの車両は、大雪になった際、車の立往生が発生しやすいとされる「予防的通行規制区間」に指定された国道201号の八木山峠で除雪作業にあたります。
また、大雪で車が動けなくなった場合を想定し、けん引したり、ジャッキを使って人力で移動させたりする訓練も行われました。
福岡国道事務所「いろいろな情報も発信しますので、やむを得ず外出される際には、そういった情報を収集して、安全な通行をお願いしたい」
これまで、八木山峠で災害対策基本法に基づく出動はないということですが、立ち往生による応援出動は毎年のようにあり、福岡国道事務所は対策を怠らないよう呼びかけています。
福岡国道事務所によりますと、そもそも九州地方は雪が少ない地域のため、冬用タイヤやチェーンをつけない人が多いということです。
雪の降る日は
〇冬用タイヤやチェーンをつけるようにする
〇不要不急の外出は控える
〇それでも外出しなければならない時は、雪の情報やどこが通れるかなどを確認する
ことなどを呼びかけています。
雪は短時間で一気に降る場合があり、外に出てしまってからでは遅いということで、事前準備をしっかりするようにしましょう。