マークイズ事件の遺族が会見 少年母にも「事件と向き合って」
福岡|
12/09 19:38
福岡市の商業施設で当時15歳の少年が女性を刺殺した事件を巡り、民事裁判で少年側に損害賠償を求めている女性の遺族が9日会見を開き、少年の母親にも「事件と向き合ってほしい」と訴えました。
会見に臨んだ遺族の母親は、「この事件は、少年と母親との親子関係が一番大きいと思いますし、それを被告少年の母親に分かってもらいたい」と話しました。
2020年、福岡市中央区の商業施設で当時21歳の女性が刺殺された事件で、当時15歳の少年は殺人などの罪で、懲役10年以上15年以下の有罪判決が確定しています。
被害女性の母親らは少年の母に監護義務違反があったなどとして、少年と母を相手におよそ7800万円の損害賠償を求めています。
9日の本人尋問で女性の母親は、事件発生まで少年と母が5年間あっていなかった事などに触れ、「親としての責任を放棄するのはおかしい」などと言葉にしました。判決は来年3月に言い渡される予定です。