佐賀の原発災害拠点 落雷で7日間正常に動かず
佐賀|
12/19 15:05
九州電力玄海原発で原子力災害が起きた時の対応拠点「佐賀県オフサイトセンター」が去年9月、落雷の影響で7日間正常に動かなくなっていたことがわかりました。
佐賀県によりますと去年9月唐津市にあるオフサイトセンターの近くに落雷がありその影響で中央監視制御装置が故障しました。
非常用電源の自動起動など本来の機能が戻るまで、7日間かかったということです。
当時、災害が起きていれば適切に機能しなかった可能性もありますが、県は「機能不全にはならず、避難誘導などへ向けての対応策は、あらかじめ設定している別の方法で行えた」としています。
国はこれを受け雷被害の防止に関するガイドラインを改正し、県は再発防止策として来年3月までにサブの中央監視制御装置を設けるなど設備の改修を行っています。