芦屋基地周辺の有機フッ素化合物対策について要望書
福岡|
03/13 17:13
福岡県芦屋町の基地周辺で、発がん性など有害性が指摘されている有機フッ素化合物が検出された問題で13日、芦屋町は九州防衛局と航空自衛隊芦屋基地に要望書を提出しました。
13日午後3時前、芦屋町の波多野町長らは九州防衛局(福岡市博多区)を訪れ、航空自衛隊芦屋基地周辺で有機フッ素化合物PFОSとPFОAが検出された問題を受けて、原因究明と対策を求める要望書を提出しました。
福岡県によりますと、今年1月の基地周辺の井戸水の調査で、5か所から暫定の目標値を超える有機フッ素化合物PFOSなどを検出。
基地に隣接するエリアでは、10倍を超える値も検出されています
要望書には、PFOSなどを除去する施設の設置や拡散防止対策の実施、住民が水質検査を行う際の費用補助などを求めることが盛り込まれています。
九州防衛局は「現時点においてPFOSなどの検出と自衛隊との因果関係について確たることを申し上げるのは困難ですが、地域住民の皆様が不安を抱いていることを受け止め、引き続き、関係自治体のご要望をよく伺い必要な対応をしていきたい」としています。