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福岡と韓国・釜山を結ぶ高速船「クイーンビートル」で浸水を隠していた問題を受け、福岡海上保安部はＪＲ九州高速船の当時の社長らを９日、書類送検しました。

ＪＲ九州高速船は去年とおととし、クイーンビートルの浸水を確認していましたが、国に報告せず、運航を続けていたとして、国交省は安全確保命令を出していました。

福岡海上保安部は、海上運送法違反などの疑いで家宅捜索を行い、捜査を続けてきましたが、１度目の安全確保命令後、さらに浸水の隠ぺいを意図的に繰り返したなどとして、９日、ＪＲ九州高速船と、当時田中渉社長ら８人を書類送検しました。

全員が容疑を認めているということです。

安全確保命令違反での立件は、２０２２年に北海道知床沖で発生した観光船沈没事故を受けた法改正で厳罰化後、初めてとなります。