去年ノーベル平和賞受賞した日本被団協の田中代表 佐賀・伊万里市で講演
佐賀|
05/31 18:05
去年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会の代表が31日、佐賀県伊万里市で講演し、原爆の恐ろしさを語りました。
「その時『ピカ』っと、今まで見たことのない閃光を見ました。これが原子爆弾の爆発だった」
講演を行ったのは、日本被団協の田中重光代表です。
田中さんは4歳の時、爆心地から6キロの長崎県時津町で被爆し、その経験から核兵器廃絶運動の先頭に立って取り組みを続けています。
田中さんは、終戦から今年で80年が経つことを振り返り、「80年間、原爆が使われていないのは、運がよかっただけ。これは人類全体の課題だ」と訴え、会場に集まった地域住民ら約120人が静かに耳を傾けました。