佐賀城お濠で排水実証実験 梅雨入り前に容量増加目指す
佐賀|
06/06 14:04
梅雨入りを前に、浸水被害を防ぐための調整池として使われる佐賀城のお濠で、6日、調整容量を増やすことを目的とした、排水の実証実験が行われました。広大なお濠から5時間で9000トンの水を抜く計画です。
佐賀城のお濠は大雨の時、周辺地域での内水氾濫による浸水被害を軽減させるために、水を受け入れる調整池として使われます。
佐賀市によりますと、実証実験では、排水ポンプ車で濠の水を1分あたり30トン、多布施川に流して、水位を10センチ下げます。
大雨の際、約5万8000トンの水を受け入れられるようにする目的です。
佐賀市・坂井英隆市長「今回初使用の排水ポンプ車の活用も含めて、研究・検討していきたい」
佐賀市では、護岸や下流域の水位状況なども検証して、浸水被害軽減につなげるとしています。