嘘の副業話で「SNS型ロマンス詐欺」2000万円超だまし取られる
福岡|
08/22 18:39
福岡市に住む40代の女性がSNSで知り合った中国人男性を名乗るアカウントから嘘の副業を勧められ、現金合わせて2030万円を騙し取られたことが分かり、警察がSNS型の「ロマンス詐欺」事件として捜査しています。
警察によりますと、今年6月24日、女性の携帯電話に中国人男性を名乗る人物からメッセージが届きました。
女性は中国語を話すことが出来たため誘導されたSNSを通じて親密になり、その後、「あなたもインターネットショッピングで稼ぎませんか」と副業を持ち掛けられました。
「客の商品購入を肩代わりすれば利益が出る」と説明された女性は、購入代金名目で指示された口座に現金を振り込んだところ、見せられた運営サイトでは売り上げが出ているように表示されたため、信用したということです。
しかし、「ショップに苦情が出ていて凍結される。凍結を解除するにはお金が必要」などと騙され7月14日から8月6日までの間、17回にわたり指定された口座に現金合わせて2030万円を振り込みました。
その後、現金を引き出せないことに気づいた女性が警察に届け出て、詐欺事件が発覚したということです。
警察は、会ったこともない相手からのお金の要求や儲け話は詐欺を疑ってほしいと注意を呼びかけています。