南海トラフ地震へ備え強化 北九州市で海抜表示を増設
福岡|
08/26 15:13
南海トラフ地震への備えを強化しようと、津波による浸水が想定される地域に、「海抜表示」を設ける取り組みが北九州市で始まりました。
「海抜表示が新設されたこの辺りでは50センチから60センチの浸水が想定されています」
北九州市は、「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されていて、国がことし3月に公表した新たな被害想定で津波の浸水想定区域が4倍に広がっています。
このため新たに指定された門司港レトロ地区などの9カ所に海抜表示を増設し、注意を呼びかけることになりました。
「目に日ごろからとまることによって市民もしくは観光客の防災意識の向上につながれば」
浸水が想定される地域では津波の避難訓練も行う予定です。