ニセ電話詐欺 実際の犯人からの電話を聴いてみると・・・
福岡|
08/26 18:00
後を絶たない、ニセ電話詐欺の被害。久留米市で開かれた被害拡大防止のための出前講座で、実際に犯人から高齢女性にかかってきた電話の音声に、受講者は・・・
「(犯人)財布の中身の現金全部抜かれとって
(被害女性)あららら〜
(犯人)カードは止めっとたけさ今、銀行に確認したら使われてはないんやけど
(被害女性)うん
(犯人)今日の今日は動かんらしいのよ仕事の支払いもあったんよ150万くらいたりんのよ
(被害女性)あ〜150万、うーんなら150万だせばよか?」
これは、久留米市が開いたニセ電話詐欺被害防止のための出前講座で、公開された音声データです。
市の担当者によりますと、脅迫などではなく、家族の会話のような電話から被害に遭うこともあるということです。
受講者は・・・「実際の電話の声とか聞くと騙されるかもしれんな〜って思いました」「上手に聞いてくるからそれに乗ってしまうような気がします」
福岡県警によりますと、ニセ電話詐欺の被害額は今年、7月末時点、県内で約30億3千万円と去年の同じ時期と比べて4倍以上になっています。
久留米市の担当者は、「手口を知ることで、ニセ電話詐欺は必ず防げる」として、あらためて注意を呼びかけています。