福岡県弁護士会元副会長に業務停止1カ月の懲戒処分
福岡|
08/28 20:58
遺産分割の調停をめぐって、依頼者にうその説明をしたなどとして、福岡県弁護士会の元副会長に懲戒処分です。
業務停止1カ月の懲戒処分を受けたのは、福岡県弁護士会元副会長の塗木麻美弁護士(52)です。
県弁護士会によりますと、塗木弁護士は2019年、遺産分割調停の申し立てをしていないにもかかわらず、依頼者に「申し立てをした」とうその報告をするなどしたということです。
この問題をめぐり、依頼者から懲戒請求を受けた県弁護士会は2023年、塗木弁護士を「懲戒しない」と決定。
その後、依頼者からの異議申し立てを受けた日弁連はこの決定を取り消し、業務停止1カ月の懲戒処分としました。
塗木弁護士は26日付けで副会長職を辞任しています。