希釈せず劇薬投与で患者死亡も「直接の死因ではない」
福岡|
08/31 19:05
北九州市の総合病院で3月、希釈する必要がある劇薬をそのまま患者に投与し、患者はその後死亡しました。
病院は、「投与のミスが直接の死因ではない」としています。
北九州市の済生会八幡総合病院によりますと3月、入院中に容体が悪化した90代の女性患者に対し、本来は希釈する必要がある劇薬「ノルアドレナリン」を、看護師が誤ってそのまま投与したということです。
女性はその数時間後に死亡しました。
投与直後に女性の心拍数や血圧が大きく上昇したものの、すぐに投与前の状態に戻ったことから、病院は、「投与ミスが直接の死因ではない」と判断し、医療事故調査・支援センターに報告していませんでした。
病院は明日、会見を開き詳しい経緯を説明する方針です。