特別支援学校の生徒たちがオンラインで仕事体験会
福岡|
09/05 19:17
福岡県の特別支援学校に通う生徒が、5日、オンラインでの仕事体験会に参加しました。
この体験会は、身体障害のある生徒に多様な働き方があることを知ってもらおうと開かれたもので、県立福岡特別支援学校の高等部に通う1年生から3年生6人が参加しました。
生徒たちは、別々の部屋に分かれ、企業と学校をオンラインでつなぎ、表計算ソフトを使った名簿作成などリモートワーク業務を体験しました。
参加した高等部2年の大和久遠さんは「コミュニケーション能力とエクセルは使えるようになっておきたいなと」
高等部3年の藤澤星太朗さんは「会社に就職して働いて、そこから技術を学んだ上でリモートはしてみたいなっていうのはすごくあるので、選択肢の一つとしてあるかなと」などと話していました。
企画したスタッフサービスクラウドワークによりますと身体障害のある人にとって負担となる、通勤がない在宅就労の取り組みは、福岡から始まり、現在、従業員は全国でおよそ600人いるということです。
九州エリア推進課の玉井浩二マネージャーは「実際に働くことを完全に諦めてしまっている方が、こういう情報を知らない方がたくさんいらっしゃると思いますので、こういう機会にまずは知っていただきたい」と話しました。
仕事体験のあとは、実際に働いている卒業生との交流会も行われ、生徒たちは働く上での疑問や不安を解消していました。