今年の新米の出来栄えは?
福岡|
09/22 18:18
いよいよ新米の時期となりました。
米づくりの現状や現場を知ってもらおうとJAグループ福岡による新米の試食会が開かれました。
上部智美記者リポート「新米の夢つくしのおにぎりです。いただきます。すごくもっちりしていてみずみずしくてさすが新米という感じ」
JA筑紫の稲作部会藤井徳浩さんは「収穫量は前年並み以上じゃないかなと思われます」と話します。
今年の新米、収穫量も出来も十分だと話します。
しかし、一方で資材や肥料の高騰など生産コストがのしかかります。
22日、報道陣に公開されたのは、JA筑紫管内の田んぼや、コメの乾燥から貯蔵、調製・出荷までを担うカントリーエレベーターなどの現地視察です。
「令和の米騒動」と叫ばれる中、やはり気になるのは『価格』です。
JA福岡中央会・JA全農ふくれんの乗富幸雄会長は「生産サイドからすると以前の価格に戻りつつある。農家が再生産可能な価格にしてもらわないと」と話します。
JA筑紫では、20日から新米の「れんげ米・夢つくし」を1キロ900円、5キロ4500円で販売しています。
JA筑紫で扱っているブランド米の新米が安定して出そろうのは11月ごろ。
それまでは販売在庫確保のため各直売所で1日240キロの販売制限を行っています。
平日だった22日も午前11時までに完売しました。
コメを買い求める客は「高くなる前は新米が出たらすぐ買ってたんですけど、今はね」と話します。
まだまだ、米の価格から目が離せません。