西九州新幹線未着工区間を巡りJR九州が国に財源問題の解決を要望
佐賀|
10/23 20:27
西九州新幹線で未着工の新鳥栖−武雄温泉駅間を巡り、JR九州が23日、国に対し財源問題の解決と早期の整備実現を要望しました。
西九州新幹線は、3年前に佐賀県の武雄温泉駅と長崎駅間が開業しましたが、新鳥栖−武雄温泉駅間は未着工で、現在も在来線のみで運行し乗り換えが必要です。
この区間を整備する場合、佐賀県の実質負担は1400億円以上になる見込みで、県は難色を示しています。
JR九州の古宮社長は23日午後4時ごろ、国土交通省の事務次官を訪問し、財源問題の解決などを要望しました。
JR九州・古宮社長「財源の課題に対して、国において特段の御配慮をいただき、少しでも早期に佐賀駅を通るルートでの整備の実現に向けて方向付けしていただくよう国土交通省に働きかけをさせていただきました」
国交省・水嶋事務次官「乗り換えが固定化されるのは良くない。それぞれが知恵を出して最大の課題である財源問題を克服していく必要がある」
この区間の整備が実現すれば、博多−長崎駅間の所要時間が30分短縮され、1時間以内で移動できるようになります。





