福岡国際空港 滑走路増設効果で上期決算過去最高益 来月には増改築工事も完了
福岡|
11/06 19:13
福岡空港を運営する福岡国際空港が6日、今年度上期の決算を発表しました。滑走路増設による効果で、営業利益・経常利益とも過去最高です。
福岡国際空港によりますと、2025年度上期の決算は営業利益が前年度上期と比較して40パーセント増の61億円、経常利益が190%増の35億円となりました。
3月の第2滑走路運用開始で1時間当たりの発着回数が38回から40回に増え、国際線の便数が12%、全体で4%増加し、インバウンド需要を取り込めたことなどが要因としています。
航空会社からの増便や新規路線開設のリクエストがあることから、1時間当たりの発着数を当面45便に増やすことを目指します。
また6日は、国際線ターミナルの搭乗待合室のリニューアルオープンが来月20日となることも発表されました。
新しい待合室は、日本家屋の縁側をイメージした木調の天井や、四季をイメージした坪庭が配置されるほか、座席も約300席増やし、充電設備も増やすことで利用者の利便性を向上させます。
また、それに先立ち、今月18日に福岡発祥の銘菓・食品を含めた新規14ブランドを扱う約810平方メートルの免税店お菓子・食品エリアをオープンさせます。
これらの供用開始で、2022年から行われてきた国際線ターミナルビルの増改築工事が全て完了することになります。
福岡国際空港は「福岡・九州・西日本の玄関口」として、心地よい空間でお迎えすることで今後も旅客数の増加を図りたいとしています。





