トヨタ自動車 ”苅田新工場”事業計画見直しへ 服部知事に伝える
福岡|
11/07 17:11
日産の例があっただけに不安の声も聞かれます。トヨタ自動車が福岡県苅田町で計画する電気自動車向け電池工場について、事業計画を見直すことを服部知事に伝えていたことが分かりました。
「トヨタ自動車、トヨタバッテリーとして、今後県とも相談しながら今後1年程度をかけて幅広に新たな事業計画を策定していきたいという話を頂きました」
福岡県の服部知事は、7日午後取材に応じ、6日にトヨタ自動車の佐藤恒治社長とトヨタバッテリーの岡田政道社長と福岡市内で面会したことを明らかにしました。
面会では「苅田港新松山臨海工業団地」に計画しているEV=電気自動車向けバッテリー工場について、立地協定の締結を1年ほど延期したいとの申し出があったということです。
立地協定の締結は当初今年4月の予定でしたが、「この秋にも」と延期されていました。
今回の再延期は、世界的な需要の変化などを踏まえ、EV向けバッテリーだけでなく部品製造なども含めた幅広い検討を行うためと伝えられたということです。
EV向けバッテリー工場を巡っては、日産自動車も北九州市若松区に工場の建設計画を進めていましたが、経営不振が影響し、今年5月に断念したばかりです。
苅田町で…「延期にもいろいろ理由があると思うが、今の情勢が関りがあるのではないか」「日産もそうだけど世界的に車の需要は落ちてる苅田って車の街だから寂しい気はします」
服部知事は「トヨタ自動車の撤退はない」としましたが、2028年に予定されていた操業開始は遅れる見通しです。





