戦後80年…中国からの引き揚げ体験者が平和を語る
福岡|
11/07 23:18

戦後、中国からの引き揚げ体験者の講演会が7日、福岡市で開かれました。
福岡アジア美術館では、中国の画家、王希奇さんが、日本人が引き揚げる様子を描いた縦3メートル、横20メートルの絵画が展示されています。
講演会では、引き揚げの経験者3人が当時の状況を語りました。
倉地弘子さん(90)は11歳のころ、ソ連兵の略奪を逃れながら引き揚げ港を目指しました。
倉地弘子さんは「体も頭もシラミだらけで、本当に飢えと不衛生な生活が続きました」と語りました。
引き揚げ当時10歳だった上村陽一郎さん(89)は「戦争は決してしてはならないという決意を持って、これから活動、行動をしてほしい」と訴えました。
絵画展は、福岡アジア美術館で11日まで続きます。





