「(間違い)ありません」“偽造教員免許状を提出”補助教員の男 初公判で起訴内容認
福岡|
12/17 19:26
福岡県須恵町などで、偽造された教員免許状の写しを提出した罪に問われている中学校補助教員の男の初公判が17日、福岡地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を認めました。
裁判長:「職業は何ですか?」
近藤被告:「臨時職員です。」
裁判長:「起訴状では地方公務員と書かれていますが?」
近藤被告:「臨時職員として雇われたので、その辺は認識していないです。」
初公判の冒頭。
裁判長とのやりとりのなかで近藤被告は、自身が地方公務員である認識がないことを明らかにしました。
起訴状などによりますと、中学校補助教員の近藤正仁被告(66)は、今年1月に糟屋郡須恵町で、そして2021年に篠栗町で学校職員の採用に応募した際、「岐阜県教育委員会」と押印された中学校教諭の偽造免許状の写しを提出したとして、偽造公文書行使の罪に問われています。
17日は福岡地裁で初公判が開かれました。
裁判長:「間違っていることはありますか?」
近藤被告:「いえ、ありません」
近藤被告は、起訴内容を認めました。
その後の冒頭陳述で検察側は、近藤被告が前科6犯であることや、もともと古畑姓だったものの、2度の養子縁組を利用して名字変更を繰り返したことなどを指摘しました。
また、証拠調べでは、岐阜県教育委員会への情報照会の結果、岐阜県教委が被告に教員免許を発行していないことも述べられました。
弁護側は起訴内容については争わない姿勢を示していて、今後、量刑を争う方針です。





