高校剣道部いじめ自殺訴訟 和解していない上級生に賠償命令
福岡|
12/19 22:19
いじめを苦に自殺した男子高校生に精神的苦痛を与えたとして、母親が上級生4人に損害賠償を求めた裁判で、福岡地裁は和解せず争っていた1人に賠償金の支払いを命じました。
この裁判は、2021年3月、東海大学付属福岡高校剣道部内でのいじめを苦に自殺した侑大さん(当時17)に、部の上級生だった4人が、わいせつな行為をさせるなど強い精神的苦痛を与えていたとして、侑大さんの母親が4人に損害賠償を求めたものです。
上級生3人とは和解などが成立しましたが、1人は、悪ふざけの延長だったなどと主張し、争っていました。
判決で福岡地裁の加藤聡裁判長は、侑大さんの尊厳や性的羞恥心を大きく損なうものであったなどとして、被告に対し165万円の損害賠償を命じました。





