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共通テスト直前!授業のノートは「手書き」が最強?最新研究で判明した驚きの学習効果をアサデス。 ラジオで解説

福岡

01/14 10:00

いよいよ今週末に迫った大学入学共通テスト。

受験シーズンが本格化する中、KBC「アサデス。ラジオ 火曜日」の「ニュース深掘り」のコーナーでは、学習効率を劇的に変える「ノートの取り方」について解説しました。

コメンテーターを務める株式会社Fusic副社長の浜崎陽一郎さんは、最新の研究結果を引用して「手書き」と「タイピング」では脳に与える影響に大きな違いがあると紹介しました。

【約3000人を対象とした実験で判明「手書き」の圧倒的優位性】

沖「大学共通テストもいよいよ今週末に迫っています。受験生にとってはまさに正念場ですね。」

浜崎さんは昨年アメリカの大学で発表された論文を紹介しました。

約3,000人の学生を対象に、授業を「手書き」で記録するグループと「タイピング」で記録するグループに分け、その後の成績を追跡したものです。

結論から言えば、手書きでノートを取る学生の方が、タイピングの学生よりも圧倒的に成績が良かったのです。

データの詳細を見ると、最高評価である「A評価」を取得した学生数は、手書き組の方が100人以上も多く、逆に低い評価(DやF)はタイピング組に多く見られるという明確な差が出ました。

沖「手書きの方がいいというのは直感的にも分かりますが、3,000人規模の調査でそこまでハッキリと差が出るというのは驚きです。」

【タイピングは「議事録」、手書きは「思考の整理」】

なぜ、これほどの差が生まれるのでしょうか。

浜崎さんはその大きな要因として「脳内での咀嚼(そしゃく)」を挙げます。

浜崎「実は、ノートの量(単語数)だけでいえばタイピングの方が多いんです。話すスピードに合わせてそのまま入力できるからですね。しかし、タイピングは先生の言葉をそのまま写す『議事録』になりがちです。
一方で手書きは、話すスピードに追いつけない分、無意識のうちに自分なりに情報を解釈し、言葉を言い換えて整理しているのです」

この「一旦自分のフィルターを通す」という深い情報処理が、脳への定着に直結しているといいます。

沖「なるほど。追いつけないからこそ、自分の中で一度咀嚼して、自分自身のフィルターを通しているわけですね。」

【図解や矢印が脳を刺激する。デジタル化先進国の「紙への回帰」】

また、ノートの「中身」にも違いがあります。

手書きのノートには図表やイラスト、情報を結びつける矢印などが多用されますが、タイピングではどうしても文字情報に偏ってしまいます。

浜崎「図表を描くことで情報の構造を視覚的に捉えることができます。これが理解の深さに大きく寄与しています。
実はデジタル化先進国であるスウェーデンなどの北欧諸国では、あえて『紙とペン』の教育に回帰する動きも始まっているんです」

効率面ではデジタルが優れていても、学習の定着という観点ではアナログな手法が再評価されています。

沖「タイピングだと図や表は描けませんもんね。デジタルをいち早く導入した北欧が紙に戻っているというのは、非常に興味深い話です。」

【適材適所の使い分けが合格への近道】

デジタル推進の立場である浜崎さんですが、「記録や共有にはデジタル、深い学習には手書き、という風にバランス良く取り入れてほしい」とアドバイスを送りました。

沖「いやぁ浜崎さん、私の長男も今まさに受験生なんですよ。
このお話、もっと早く聞きたかった!(笑)」

浜崎「すみません(笑)。試験まであと1週間を切っていますからね。でも、試験直前だからこそ、受験生のみなさんには手書きを重視して最後の一踏ん張りを頑張ってほしいですね」

デジタル全盛の時代だからこそ、あえて「手で書く」というアナログな習慣が、合格を引き寄せる鍵になるかもしれません。

1月14日(水)のニュース