なぜ、日本人は「犬より猫」を選び始めたのか? 約2.9兆円市場の裏にある“3つの社会変化”をアサデス。ラジオで解説
福岡|
02/25 11:00

KBC『アサデス。ラジオ』では、毎週火曜日、近藤鉄太郎アナウンサーと株式会社Fusic副社長の浜崎陽一郎さんが、「誰かに話したくなる」暮らしや経済の旬な話題をお届けしています。
今週は、「ペット」について、近年その勢いが止まらない猫の経済効果「ネコノミクス」や、飼育頭数の逆転現象について解説しました。
【犬派?猫派?意外と知らない犬猫トリビア】

浜崎「近藤さんは犬と猫どちら派ですか?」
愛犬家の浜崎さんに対し、近藤アナは「どちらかといえば猫派」だと明かします。
その理由は、近藤アナらしい素直なもの。
近藤「ワンちゃんは吠えられるとちょっと怖いんです。
その点、猫は撫でると気持ちいいですし、なつくようでなつかない、あの“あまのじゃく”な距離感がたまらなく可愛いですよね」
2月22日は「猫の日」でした。
1987年に制定され、40年近い歴史を持つこの記念日ですが、実は「世界猫の日(8月8日)」という国際的な記念日も存在します。
では、「犬の日」は?
近藤「ワン・ワン・ワンで1月11日、あるいは11月1日でしょうか?」
正解は11月1日。
ちなみに、国際的な「世界犬の日」は8月26日。
アメリカ発祥の記念日が世界に広まったものだということです。
【市場規模は2.9兆円!加熱する「ネコノミクス」】

いま、猫が生み出す経済効果は凄まじい規模に達しています。
関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算によると、その額なんと約2.9兆円。
この「ネコノミクス」という現象は、海外メディアのブルームバーグも注目するほど日本独自の経済トレンドとなっています。
2月22日の「猫の日」の前後には、コンビニ各社が肉球をモチーフにしたスイーツを競うように発売するなど、企業側もこの巨大市場に熱い視線を送っています。
【なぜ「犬」より「猫」?飼育頭数が逆転した3つの背景】

かつて、ペットの主役といえば犬でしたが、その勢力図は劇的に変化しています。
2000年時点では犬が約1,000万頭、猫が約750万頭でしたが、ペットフード協会によると2014年に逆転。
最新データでは、犬が約680万頭まで減少する一方、猫は約900万頭と差を広げています。
なぜここまで猫が選ばれるのか。
背景には3つの社会的な変化がありました。
住環境の変化 都市部でマンション住まいが増え、鳴き声や飼育スペースの制約から、犬よりも猫の方が飼いやすい環境になっている。
共働き世帯の増加 多忙な世帯にとって、毎日の散歩が必須な犬よりも、室内で過ごす猫の方がライフスタイルに合わせやすい。
高齢化の進行 散歩が体力的な負担になる高齢世代にとって、猫の「つかず離れず」の距離感と飼育のしやすさが支持されている。
【英国の「首席ネズミ捕獲官」も話題に】

猫の存在感は、政治の場でも光っています。
先日、イギリスのスターマー首相が来日した際、自民党の高市早苗氏が、英国首相官邸で「首席ネズミ捕獲官」を務める猫のラリーにとペットフードを贈ったというエピソードも紹介されました。
浜崎さんは「飼っている方もそうでない方も、ぜひこれからの『ネコノミクス』市場に注目してみると面白いですよ」と締めくくりました。
私たちの癒やしである猫は、いまや政治や経済とも関係するほど存在感が大きくなっているようです。





