乳児“傷害致死”母親に無罪判決
福岡|
03/03 22:15
鈴嶋晋一裁判長「被告人は無罪」
裁判長が主文を言い渡した瞬間、傍聴席にいた被告の関係者からはすすり泣く声が聞かれました。
福岡県川崎町で2018年、生後11カ月の娘に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた、松本亜里沙さん(29)に対し、福岡地裁の裁判員裁判は3日、無罪を言い渡しました。
検察側は頭部の負傷状況を理由に「長女を複数回打ち付けていて、暴行以外の理由でけがを負った疑いはない」と主張。懲役8年を求刑していました。
一方、弁護側は「故意の暴行を示すものはなく、てんかん発作が生じて笑乃ちゃんが落下した事故の可能性がある」と無罪を訴えていました。
そして3日の判決公判。
鈴嶋晋一裁判長「間違いなく被告人が被害者に故意の暴行を加えた、ということはできない」
鈴嶋晋一裁判長は、頭部の負傷は、それほど強くない力でも生じえたとして「てんかん発作による事故でもあり得た傷害だ」と結論づけ、無罪を言い渡しました。
そして最後にこう語りかけました。
鈴嶋晋一裁判長「(長女の)笑乃さんがあなたの動作で亡くなったことがどういうことかあなた自身がわかっていると思うので、忘れないようにしてください」
無罪判決を勝ち取ったばかりの松本亜里沙さんが、KBCの取材に応じました。
松本亜里沙さん「判決がでて、少しふんぎりがついたとはいえないですけど、またひとつちょっと進めたのかなと思います」





