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”14年越し”鳥栖いじめ 被害者に調査報告書提出

佐賀

03/26 19:31

実に14年。

佐賀県鳥栖市で2012年に起きた中学校でのいじめ問題で26日、第三者委員会による調査報告書が被害者に手渡されました。

「自分に何が起こってきたのかが明らかになることがとても必要なことでした」

こう語るのは、いじめの被害者佐藤和威さん(26)です。

佐藤さんは2012年、中学校入学直後から同級生からエアガンで撃たれ金銭を強要されるなどのいじめを受けました。

その後、PTSD=心的外傷後ストレス症を発症したとして、同級生らと鳥栖市に損害賠償を求めた裁判では加害生徒8人に対し総額およそ400万円の賠償が命じられました。

しかし鳥栖市についての責任は認められませんでした。

判決後も、佐藤さんは学校側の責任も問うため改めて第三者委員会による調査を求めました。

いじめから14年。

その報告書が26日手渡されました。

報告書によるといじめは断続的かつ集団的に行われ、賠償を命じられた8人の加害生徒以外も関与していた可能性が高いことも認められました。

第三者委員会の松下一世委員長は「いじめが発生してから14年目になるが被害に遭った佐藤和威さんは今もまだ心の傷は癒えていません」と会見で話しました。

さらに、裁判では「法的責任がない」という判決が下った教育委員会などについても重大ないじめと認識しながら支援や対応が不十分だったことや「謝罪」で済ませ、事実調査をしなかったことを指摘しました。

松下委員長は「いじめへの認識不十分さがこのように誤った対応の連鎖につながったととらえている」とも話しました。

26歳になった佐藤さんは今も“PTSD”と戦っています。

「当時の中学校の先生や市教委の方々が僕の話や僕の家族の話僕自身の思いを信用してくれていなかったのがわかりました。当時は感覚が無くなるぐらいの暴力をうけました、脅迫される日々。いじめに気づいたときに先生方はきちんと対応することができなければ、いずれも見て見ぬふりをすることになるのではないでしょうか?」と会見で思いを述べました。

3月26日(木)のニュース