観光地巡りはもう古い?「全力で寝る」ための新潮流「スリープツーリズム」とは
福岡|
04/11 20:00

KBC『アサデス。ラジオ』では、毎週火曜日、近藤鉄太郎アナウンサーと株式会社Fusic副社長の浜崎陽一郎さんが、「誰かに話したくなる」暮らしや経済の旬な話題をお届けしています。
4月に入り、そろそろ気になるのがゴールデンウィークの過ごし方。
旅行の計画を立てている方も多い時期ですが、今回は浜崎さんから、多忙な現代人にこそおすすめしたい、一風変わった旅の形が提案されました。
【旅行の翌日に「あぁ疲れた…」となる人へ】

せっかくの旅行、予定をぎっしり詰め込んで、帰宅したときにはクタクタ。
そんな経験はないでしょうか。
近藤アナも「京都に行ったらお寺をいくつも巡る。時間のある限り詰め込みたい」と話す典型的なスケジュール派。
そんな「詰め込み型」の真逆を行くのが、今世界中で注目されている「スリープツーリズム」です。
浜崎:「一言で言えば、積極的に、全力で寝るための真剣な旅行です」
近藤:「じゃあ(旅行に)行かなくていいじゃないですか! 家で眠るのとは違うんですか?」
近藤アナの素直なツッコミが入りましたが、実はこの市場、世界で100兆円に迫る勢いを見せているのだとか。
【ホテルと「睡眠の作戦会議」から始まる旅】

「スリープツーリズム」は、単に良いベッドで寝るだけではありません。
チェックインした瞬間から、驚きのサービスが始まります。
睡眠コンシェルジュとの面談: 眠りの悩みやバイオリズムをカウンセリングする。
ウェアラブル端末の貸し出し: 睡眠の質をデータで可視化。
スリープメニューの提供: 消化に良く、睡眠に適した栄養素を含む料理を堪能。
五感のプロデュース: 脳をリラックスさせる周波数の音楽や、深部体温をコントロールする入浴・マッサージの提供。
など様々。
近藤:「最近、逆流性食道炎気味で……」
浜崎:「それこそカウンセリングで伝えてください!」
スマホを預けてブルーライトを完全にカットする施設もあり、まさに「寝るための一日」をプロデュースしてくれるのです。
【世界一「寝ていない」日本人】

なぜ今、ここまで「眠り」が旅行の目的になるのでしょうか。
背景にあるのは、日本人の深刻な睡眠不足です。
OECD(経済協力開発機構)の調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分。
これは調査対象の33カ国中でなんと最下位です。
1位:南アフリカ(9時間13分)
2位:中国(9時間1分)
アメリカ(8時間51分)
近藤:「日本が一番短いんだ……。南アフリカは平均で9時間を超えるんですか!」
浜崎:「昔は『仕事が忙しくて寝られない』というイメージでしたが、今は労働時間が減っているのに、相変わらず睡眠時間も短いんです」
【「寝なきゃ!」というプレッシャーすら楽しむ?】

この贅沢なプランを聞いた近藤アナは、「一度やってみたい」としつつも、ある不安を口にしました。
近藤:「逆に『これだけしてもらったんだから寝なきゃいけない!』というプレッシャーで寝られないんじゃないかと(笑)」
浜崎:「確かに、ラジオの仕事も朝早いですからね。でも、それを上回るリラックス効果があるはずですよ」
スリープツーリズムは、日頃の睡眠の質を見直す「きっかけ作り」として、日本でも奄美大島など自然豊かな場所を中心に広がりを見せています。
今年の大型連休は、観光地を駆け巡るのではなく、自分を「深く眠らせてあげる」ための旅を選んでみてはいかがでしょうか。





