給食「牛乳→緑茶」の日に賛否 福岡市、麦茶やほうじ茶も検討
福岡|
06/18 18:40

福岡市の学校給食で月に一度、牛乳の代わりに緑茶が提供されています。
日本の食文化への親しみや、牛乳を飲めない子への配慮が目的ですが、市民からは賛否の声が上がっています。
すでに緑茶見直しの検討も始まっており、なぜ緑茶なのか、今後どうなるのか、取材しました。
■給食に「緑茶」登場、その狙いは

給食での月に1回の緑茶提供は、福岡市が掲げる「もっとおいしい給食プロジェクト」の一環として、中学校と特別支援学校で今年4月から、小学校では6月から始まっています。
ねらいは主に二つ。
一つは、「日本の食文化に親しんでもらうため」。
もう一つは「体質で牛乳を飲めない子どもたちへの配慮」。
月に一度、和食の献立の日に合わせて提供されます。
■「お米にはお茶がいい」「まずいと残す」

緑茶について、街の声は様々です。
「(子どもが)牛乳がすごく嫌で給食が嫌だと言ってたから、わたしはうれしい」
「緑茶にはカテキンとか殺菌作用もあるし、すごくいいと思う」
「お米の時はお茶がいいなと思っていた」
などと歓迎の声がある一方、反対の声も少なくありません。
「子どもが言うには、みんなまずいまずいって言って残してる」
「お茶は持って行っているし、また給食で飲む必要はないのかな」など。
「栄養バランスを考えて牛乳になっていたと思うので、それは継続したほうがいいんじゃないかな」という意見もありました。
■緑茶の次は麦茶? 見直しの検討始まる

福岡市教育委員会に緑茶導入について取材をすると、改めて「和食の普及と牛乳を飲めない人に対する配慮」と説明。
栄養素は月・年単位で調整し、不足するカルシウムはほかで補うという回答でした。
子どもたちが飲み残した場合の廃棄については「廃棄は各学校に委ねている」とのことです。
賛否を呼んでいる緑茶の提供ですが、すでに見直しの動きも出ています。
福岡市教委によると、小学校では2学期から「緑茶以外(麦茶やほうじ茶)の提供を検討中」だといいます。
緑茶の苦味などを考慮した「味覚への配慮から」の判断です。
過去には「おかず唐揚げ1個」が議論を呼び、その後、給食費の無償化実現など、福岡市の給食はたびたび話題になってきました。
今回の緑茶導入も、より良い給食を目指す試行錯誤の一環。
食文化の継承、アレルギーへの配慮、栄養バランス、そして子どもたちの嗜好。
様々な課題と向き合いながら、福岡市の「おいしい給食」への挑戦は続きます。







