冨安の少年時代 相手「試合出さないで」 サッカー日本・守備の要 才能見出した恩師
福岡|
06/25 06:00

サッカー日本代表の守備の要、冨安健洋選手の原点は、福岡市博多区の少年サッカーチームにあります。
偶然の出会いをきっかけにチームに加入し、すぐに頭角を現した冨安選手。
「こんな子は初めてだった」と恩師は振り返ります。
■チーム代表が偶然目にしたスピード

福岡市博多区にあるサッカーチーム「三筑キッカーズ」。
日本代表のディフェンダーとして活躍する冨安健洋選手が、小学生時代に所属していたチームです。
当時から彼を知るのが、チーム代表の辻寛二さん。
辻さんと冨安選手の出会いは、偶然でした。
チームに所属する子どもの親に会うため、あるマンションを訪れた際、そのマンションに住んでいたのが冨安選手でした。
部員の母親と話していると、後ろを走る冨安選手の姿が辻さんの目にとまりました。
「すごいスピードで走っていく子がおって」。
辻さんは「あの子を誘ってくれる?」「非常に面白いから」とすぐにスカウトを依頼しました。
走り方や体幹を見て「良い選手になる」と直感的に思ったといいます。
■恩師が語る冨安少年「何も言わなくてよかった」

チームに加入した冨安少年は、特別な存在でした。
「何も言わんでよかった。こんな子は初めてだった」。
サッカーへの理解度と自主性に辻さんは舌を巻きました。
「貪欲な姿勢」の持ち主でもありました。
練習が終わった後でも、きょう悪かったところを自分で練習し、体力をつけるために公園の外周を何周も走りこみました。
■練習試合に「出さないでくれ」 県外に知れわたる存在

福岡だけでなく、佐賀、長崎にもその名は広まり、あまりの能力の高さに、練習試合の相手から「(冨安選手を)出さないでくれ」と頼まれたことが何回もあったそうです。
ワールドカップ2試合目のチュニジア戦はスタメン出場し、無失点の勝利に貢献した冨安選手。
次戦は、決勝トーナメント進出をかけてスウェーデンと戦います。
三筑キッカーズのメンバーたちは「ドリブルしている選手を全員止めてほしい」。
恩師と後輩が大舞台での活躍を願っています。







