トランプ大統領の電話で覆る?W杯史上初のレッドカード「執行猶予」の真相
福岡|
07/11 20:00

【KBC『アサデス。ラジオ』では、毎週火曜日、近藤鉄太郎アナウンサーと株式会社Fusic副社長の浜崎陽一郎さんが、「誰かに話したくなる」暮らしや経済の旬な話題をお届けしています。】
この日の放送では、サッカーW杯で起きた前代未聞の「レッドカード執行猶予」問題をピックアップ。
アメリカ代表のエースストライカーが退場処分を受けたにもかかわらず、次の試合に出場可能になったという不可解な裁定の裏には、なんとトランプ大統領の介入疑惑が。
スポーツと政治が交錯する、驚きのニュースの真相に迫りました。
■W杯史上初!レッドカードが「執行猶予」になる前代未聞の事態

W杯の決勝トーナメント、アメリカ対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で、アメリカ代表のエースストライカー、フォラリン・バログン選手が後半に一発レッドカードで退場。
通常、レッドカードを受ければ次の試合は自動的に出場停止となるのがサッカー界の常識です。
しかし、FIFA(国際サッカー連盟)がこの常識を覆す、驚きの裁定を下しました。
浜崎:「レッドカードを受けたら基本的には退場するということと、かつ次の試合は出場できないっていうのは、これはもう非常にサッカーとして明確なルールがあるんです。ところが、なんとFIFAがこのバログン選手に下されたレッドカードによる次の試合の自動的な出場停止を『適用しない』と言ったんですね」
近藤:「ええっ!?」
浜崎:「しかも1年間の猶予期間を持っていて、この間ちゃんとしてたら、それが消えますよっていう、よくわからない…」
近藤:「そんな執行猶予、聞いたことないですよ!」
浜崎:「ないんです。もう完全に異常事態で」
レッドカードという処分はそのままに、出場停止処分だけが「執行猶予」となる異例の事態。
これにより、バログン選手は次のベルギー戦に出場できることになりました。
■「エイプリルフールか!」世界中が猛反発、背景にトランプ大統領の圧力か

この前代未聞の決定に、世界中のサッカー関係者から怒りの声が上がっています。
対戦相手となるベルギー代表のリュディ・ガルシア監督は「7月5日はエイプリルフールか?」と皮肉を述べ、UEFA(欧州サッカー連盟)も「こんなことはありえない」と猛反発。
なぜ、このような異常事態が起きたのでしょうか。
その背景に、ある大物の影がちらつきます。
浜崎:「どうもどうも、いろんな記事によるとですね、トランプ大統領が電話をしたと。FIFAのインファンティーノ会長にですね。『なんとかせい』と」
近藤:「さっきニュースが入ってきて、そのトランプ大統領、本人がFIFAの会長に電話して見直しを求めたと。もう本人が明らかにした、ということですね」
浜崎:「ただ『何をするべきかは指示していない』『FIFAの決定には一切関与していない』と話したと」
近藤:「脅してるのと一緒じゃないですか(笑)。『お前わかってるな』っていう話ですよね」
トランプ大統領自身が電話の事実を認めたことで、政治的圧力が働いたとの見方が一気に強まっています。
アメリカ代表のポチェッティーノ監督は「そもそもレッドカードではなかった」と主張していますが、騒動は収まりそうにありません。
■移民排斥を訴えるトランプ氏と、移民2世選手の数奇な運命

この問題は、さらに奇妙な側面を持っています。
渦中のバログン選手は、ナイジェリア人の両親のもと、偶然ニューヨークで生まれ、イギリスで育ったという経歴の持ち主。
アメリカには、国内で生まれた者すべてに国籍を与える「出生地主義」という法律があり、彼はその恩恵を受けてアメリカ国籍を所有しています。
しかし、この法律の廃止を強く訴えているのが、他ならぬトランプ大統領なのです。
浜崎:「この出生地主義っていうのがですね、トランプさんは『廃止をする』ってずっと言っていて。移民が増えて困る、と。ところが、W杯でアメリカが勝つためだったら、別に関係ないって電話をするということで…」
近藤:「もう矛盾してますよね、完全に」
浜崎:「矛盾の矛盾で。どっちやねん、みたいな感じでまたアメリカでは大揉めしているということです。この選手がこれからキャリアを考えた時に、これ(試合に)出てしまった結果、ヨーロッパでなかなかこう、また辛い目に遭うケースもあるので…」
自身の政策と真っ向から矛盾する行動で、自国のエースを救ったトランプ大統領。
しかし、この一件が選手の今後のキャリアにどう影響するのか、新たな懸念も生まれています。







