大人もハマる!カプセルトイ第5次ブーム到来、市場規模は3倍近くに急拡大
福岡|
07/09 12:30

かつて子供の遊びだった「カプセルトイ」が、今や大人を夢中にさせる市場へと拡大しています。
日本カプセルトイ協会の調査によると、2025年度の市場規模は1960億円で、2022年度の720億円から2.7倍に。
その背景には、コロナ禍による出店ラッシュと、20〜30代女性を中心とした「推し活」文化の定着がありました。
1回1500円の巨大ガチャから実用的なアイテムまで、進化を続けるカプセルトイブームの最前線に迫ります。
■1回1500円の巨大カプセルも!200点以上の歴代アイテムが一堂に

福岡PARCOで開催されているカプセルトイメーカー「Qualia」の設立10周年を記念した企画展では、200点以上の歴代アイテムが一堂に会し、多くのファンで賑わっていました。
中でも人気を集めているのが、ヒット商品「ネコのペンおき」。
一生懸命に両手を掲げる猫の姿が「絶妙な可愛さ」と評判です。
会場には1回1500円で挑戦できる「モンスターカプセル」。
レポーターが挑戦すると、出てきたのは人気キャラクターがデザインされたTシャツ。
ずっしりとした“回し心地”だったようです。
■「インバウンド客が3割」「10回以上回す方も」担当者が語る人気の実態

店の担当者は「かなり人気だと思っています。一日多いときは100人以上来ていただくことも多い」と手応えを語ります。
また、インバウンド客が約3割を占めるとのこと。
「多い時だと10回以上回して、このアイテムをゲットしたいという熱量の高い方もいらっしゃいます」と、ファンの熱狂ぶりを明かしました。
その人気を裏付けるように、カプセルトイの市場規模は急拡大。
日本カプセルトイ協会の調査によると、2022年度に720億円だった市場は、2025年度で1960億円と、ブームが到来しています。
■「推し活です」バッグはキーホルダーでジャラジャラ!20代女性が語る“集める理由”

ブームを牽引しているのは、20代以上。
福岡市内のカプセルトイ専門店「ガチャガチャの森」には、880台のマシンがずらりと並び、多くの女性客で賑わっています。
バッグにたくさんのキーホルダーを付けた20代の女性は「最近集め始めたばかり」と笑顔。
「かわいいのと、こうやって持ち歩けるので。みんなから『かわいいね』って言われるのが嬉しくて」と話します。
また、別の20代女性は「好きなキャラクターがいたらやっぱりほしいなって感じで回している。推し活です」と話し、お目当てのアイテムを手にして喜んでいました。
■愛猫のための“ネコ―シュカ”探しに奔走!実用的なアイテムも続々登場

コレクションは多岐にわたります。
40代の女性は「猫を飼っていまして、猫につける“ネコ―シュカ”を」と、SNSで見つけた猫用の被り物を探しに来ましたが、残念ながら人気のため売り切れ。
「猫に関するものがあると回してしまいます」と、ペットへの愛情がカプセルトイ購入のきっかけになっているようです。
さらに最近では、フィギュアだけでなく実用的なアイテムにも注目が集まっています。
ペットボトルに装着して水滴を防ぐ「カップスリーブ」や、キャラクターがデザインされたポーチやバッグなども登場し、手頃な価格で実用的に使える点が多くの人を惹きつけています。
■キンケシ、フチ子、そして今…“第5次ブーム”到来の裏にコロナ禍と「推し活」の定着
実は、現在のブームは「第5次ブーム」とされています。
1980年代の「キン肉マン消しゴム」、2012年ごろの「コップのフチ子」など、時代を象徴するブームを経て、現在は新たな局面を迎えています。
ブーム再燃のきっかけの一つが「パンデミック」。
コロナ禍で商業施設に空き区画が増えたことで、設置工事が不要なカプセルトイ専門店の出店が急増しました。
さらに、ブームを後押ししているのが20〜30代女性の間で定着した「推し活」文化。
好きなキャラクターのアイテムをコレクションする楽しみが、市場を牽引しているのです。
かつての子供の楽しみは、今や世代を超えて愛される一大カルチャーへと進化を遂げています。







