【日本代表】冨安健洋選手が語るW杯の悔しさと「力不足」…アビスパ福岡への特別な思い「最後は帰ってくる場所」
福岡|
07/10 16:00
優勝を掲げて臨んだワールドカップから10日。
ブラジル戦でラウンド32敗退という結果に終わった日本代表の冨安健洋選手が、地元・福岡でメディアの取材に応じた。
約2年間の負傷離脱を経てピッチに立った胸中や、強豪国と日本の「サッカー文化の差」。
そして自身のルーツであるアビスパ福岡への思いを語りました。
■ 優勝目標も「ラウンド32敗退」…痛感した世界との差

冨安選手は今大会を振り返り、率直に悔しさを口にしました。
「優勝という評価を受けていた中で、結局ラウンド32で終わってしまった。皆さんの期待も感じていたが、それに応えられず、不甲斐ない結果に終わった」と語り、現在地を厳しく受け止めています。
「まだまだだなと。力不足だなと個人的にもかなり痛感させられた大会でしたね」
特にブラジル戦で感じた差については、日々の環境だけでなく「サッカー文化」の根本的な違いがあったと指摘。
「日々の日常が違う。ブラジル代表が背負う国民からの期待やプレッシャーは随一。強豪国と比べると、日本は本当にまだまだなんだろうなと思う」と、ピッチ外におけるサッカー文化醸成の必要性も言及しました。
■ 2年間の空白と「後悔はない」森保ジャパンの戦い方

個人的な葛藤もありました。
W杯前の約1年半から2年間、怪我で「そもそもサッカーもできていない状態」だったといいます。
今回、W杯のピッチに立てたことは「一つポジティブに捉えるべき」としつつも、「もう一段、二段上がった状態で本大会を戦うことができていれば、もっとチームを助けられたかもしれない」と、万全ではなかった自身への歯痒さものぞかせました。
一方で、森保一監督のもとで築き上げた組織的な守備戦術については―。
「僕たちはこの戦い方がW杯を優勝するための戦い方だと、はっきりと共通認識を持ってやっていた。信じた道でプレーしてこの結果になったので、後悔はない」
選手たちとディスカッションしながら進めたという指揮官への信頼を語り、今後、結果で恩返しをしたいと語りました。
■「最後は帰ってくる場所」アビスパ福岡への思いと今後のキャリア

帰国後最初の会見場所に地元・福岡を選んだ理由について問われると、「福岡で生まれ育ち、アビスパ福岡で育って海外に出た。特別な場所であり、僕を育ててくれたクラブ」と溢れるクラブへの思いを語りました。
今後の進路については「秘密というか、本当にまだ決まっていない」と答えつつも、将来的なビジョンとしては―
「アビスパ福岡でサッカーキャリアを終わらせることができれば嬉しい。僕の最後帰ってくる場所だと思っている」
世界一を目指すディフェンダーの戦いは、ここからまた始まります。







