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“カツアゲ疑惑”福岡県議会で「金銭授受」はあったのか?「渡した」「全くない」正反対の証言相次ぐ

福岡

07/13 18:30

福岡県議会の議長ポストを巡り、現職県議が「カツアゲ」「みかじめ料的な要求」があったと告発した金銭授受疑惑。

次々と新たな証言者が現れる一方、名指しされた側は真っ向から否定し、事態は泥沼化の様相を呈しています。

KBCの取材に対し、元議長経験者である現職国会議員も重い口を開きました。

果たして、議長ポストを巡る金銭のやり取りは本当にあったのでしょうか。

■「人の弱みに付け込んだカツアゲ」現職県議が衝撃告発

福岡県議会の議長ポストを巡る金銭授受疑惑は、現職県議による衝撃的な告発から始まりました。

6年前に議長を務めた吉松源昭県議(当時自民会派)は、金銭のやり取りがあったと主張。

「人の弱みに付け込んだ、まあカツアゲあるいはみかじめ料的な要求であったと私は理解しております」と、告発しました。

さらに、同じ時期に副議長を務めた江藤秀之県議も、自民党県議団の幹部から繰り返し現金を要求されたと文書で回答。

「副議長に立候補するにあたり、長年の慣例に従って支払いました」とコメントし、長年にわたる慣習の存在を示唆しました。

2人合わせて約2840万円を支払ったことになります。

■「荷物」「大金」…7年前の録音データに残された生々しいやり取り

疑惑の証拠として吉松県議が提示したのは、7年前に録音したとされる音声データです。

そこには「明日松本会長が荷物を預かります」「ちょっと大金やけんね」といったやり取りが記録されていました。

吉松県議は「荷物」は「金銭」を意味する隠語だと主張しています。

この音声の主として名指しされた中尾正幸副議長は、7月6日の記者会見で「いやよく似てるんですけども、本当に記憶にないので」「『大金』こんな言い方するかな。“荷物”とかも言われているでしょ。そんな言い方するかなぁ」と話していました。

その一方で、2日後の会見では、専門家による声紋分析で本人と判断された場合は「認めます」と発言しました。

金銭授受については「お金は受け取ってない」と一貫して否定しています。

■「そういう文化はとっくになくなってますよ」“県議会のドン”は疑惑を一笑

一連の疑惑に対し、「県議会のドン」とも呼ばれる蔵内勇夫議長も、「金銭の話は一切ございませんでした」と金銭授受について真っ向から否定しています。

一方で記者とは次のようなやりとりもありました。

蔵内議長
「もうそういう文化はとっくになくなってますよ、福岡県議会」
Q昔はあったんですか
「知りません」

■「私の時は全くない」元議長・現職国会議員が語った“驚き”

双方の主張が対立する中、告発した吉松県議の1年前に議長を務めていた栗原渉衆議院議員がKBCの取材に応じました。

栗原氏は、自身が議長に就任する際に金銭のやり取りがあったか問われると、「全くそういう経験はない」と否定。

「議長になるためとかにお金なんか動かないですよ」と述べた上で、「こんな話が出てきてちょっと私も驚いてるんですけど、少なくとも私のときは全くないですからね」と、現在の状況に戸惑いを見せました。

■「調査対象者が調査する」匿名証言続々…第三者委なき調査に募る不信感

一方で、KBCの取材に対し、匿名で「金銭授受があった」という証言が相次いでいます。

自民・元議長
「現金300万円を会派や議会の運営費として渡した」
他会派・元副議長
「就任前のゴルフ会で高額なお金を要求され、断れずに支払った」
他会派・元正副議長
「就任した後のゴルフ会で5~60万円支払わされた」
県議会は、弁護士らを入れた聞き取り調査を行うことを決定。

しかし、蔵内議長は独立した第三者委員会の設置は否定しています。

7月13日(月)のニュース