松本清張“幻のデビュー作”…別のペンネームで執筆
福岡|
08/04 19:36
北九州市が生んだ作家、松本清張がデビュー前に書いたとされる幻の作品が、4日から北九州市で展示されています。
「研究者の間で存在すると言われつつ、未発見だった作品がついに見つかりました」。
発見された作品は、『ある盗賊の話』と『百八煩悩』です。
松本清張がデビューしたとされる1950年12月の3カ月前に、新聞に掲載されていました。
松本清張は、芥川賞を受賞した「或る『小倉日記』伝」のほか、推理小説などおよそ1000篇の作品を執筆しています。
東京から訪れた高校生は「きょうは東京から来ました。『点と線』をちょっとずつ読んでて、すごいおもしろいなと思ってます」と話していました。
新たに発見された両作品とも別のペンネームで書かれていましたが、特定の決め手の一つになったのは、「けいずかい」という聞きなじみのない言葉です。
盗まれた物を専門に扱う古美術商を意味する言葉で、清張が好んで使っていたということです。
“幻のデビュー作”を確認した大阪大学大学院の斎藤理生教授は「うれしいというよりも、みんな本当のことを言ってたんだというような安心感が強かったです。この場に実際にお越しになって読んでいただけたらうれしいなと思っています」と話していました。
作品は、清張の命日である4日から北九州市立松本清張記念館で来月27日まで展示されます。







