「根回し」廃止で議会はガチンコ答弁 服部知事は答弁が止まる場面も 福岡県議会
福岡|
09/15 23:15
■「根回し」なし 福岡県議会は“ガチンコ”の質疑応答

15日、福岡県議会で代表質問が始まりました。しかし、今回から大きな変化があります。これまで慣例的に行われてきた、議会側と県執行部の間での事前の質問内容の調整、いわゆる「根回し」が廃止されたのです。
これによって、議会はさながら筋書きのない“ガチンコ”の舞台となりました。服部知事の政治姿勢や提案された予算、条例案について、主要会派が真剣勝負の質問を繰り広げます。
■服部知事が想定外の質問に窮する場面も…答弁書が次々差し出される事態

最初の質問に立ったのは、自民党県議団の渡辺勝将会長です。渡辺会長は、服部知事が示した「賛同を得るための過度の根回しは不要」との考えに触れつつ、「議会審議に必要な情報を公平かつ適時に提供することと、不透明な事前調整や過度な配慮を改めることは両立させなければなりません」と釘を刺しました。
さらに、ワンヘルス政策については、県民に対して「知事自らが分かりやすく説明されてこなかったのか、はなはだ疑問であります」と厳しい口調で指摘しました。一連のやり取りの中では、想定していなかった質問もあったためか、途中で言葉に詰まり、職員から答弁が書かれた文書が何度も差し出される場面が見られました。
■「データ等がなく難しい場合もある」服部知事 緊張感は“あるべき姿”か

「根回し」なしの代表質問を終えた服部知事。終了後の取材に対し、「手元にですね、データ等がないものも含めてございましたので、なかなかその場で具体的な数字をお答えするのは難しい場合もあります。しかし、誠意を持ってご質問の趣旨に対してはお答えをしたつもりであります」と述べました。予定調和ではない、緊張感のあるやり取りは、本来あるべき議会の姿なのかもしれません。
■自民党県連会長選も波乱含み…異例の体制から国会議員へ

一方、自民党福岡県連では、会長職の辞職を表明している松本國寛会長の後任を選ぶ会長選をめぐり、14日、動きがありました。自民党福岡県連では、2015年に蔵内勇夫氏が会長に就任して以降、「県議会議員」が会長職を務めるという、全国的に見ると異例の体制が続いていました。
■自民党福岡県連の新会長 福岡3区選出の古賀氏が有力か

しかし、14日、東京の自民党本部で行われた会合で、次期会長は県議出身者以外から、つまり国会議員から選ぶことが決定。関係者によると、福岡3区選出の古賀篤衆議院議員が有力視されているということです。
また、来春の県議会議員選挙の公認問題についても、党本部と松本会長の間で方針が話し合われました。正副議長経験のない若手議員については「新執行部の調査のもと速やかに公認へ」。一方、正副議長経験者については「第三者委の調査等みながら調整」することになっています。







