出向先の内部情報を社員が無断で持ち出していた問題で、日本生命は18日、金融庁に社内調査の結果を報告しました。
　日本生命では、三菱UFJ銀行に出向していた社員が銀行内の情報を無断で持ち出し、メガバンクなどへの営業を担当する部門の管理職に送っていました。
　先月、金融庁から再発防止策などの提出を求める命令を受けて、日本生命は今月18日、社内調査の結果を報告したことを明らかにしました。
　三菱UFJ銀行の事案に関する事実関係などを報告したとしていますが、調査は継続中だとして内容は明らかにしていません。
　日本生命は「実態解明に全力を尽くすとともに、判明した事実関係や真因に基づき、再発防止の策定や徹底に努める」とコメントしています。