イセエビ「とれない」なぜ? 今年は豊漁だったのでは…
経済|
09/24 19:26
■イセエビ「とれない」
今年は豊漁では…
今が旬、秋の味覚「イセエビ」。今月中旬に漁が解禁された静岡県では、水揚げ直後の新鮮なとれたてを味わえます。
背開きして、タレを塗って焼く「おにがら焼」。プリプリの身が観光客に好評です。
東京からの観光客
「コリコリしておいしい」
ところが、今年は異変が…。
青木さざえ店
青木孝秀さん
「このままで商売ができるのか懸念もある。“イセエビ離れ”が起こるかもしれない、高いから」
静岡から遠く離れた東北では今年、イセエビが豊漁です。
ただ、国内有数の漁獲量を誇る静岡県南伊豆町では、イセエビの漁獲量が激減。
イセエビ漁師
「(Q.今年の初漁は?)全然ダメ、ひどい。去年よりひどいかもしれない」
「(Q.エビの大きさは?)小さい。小ぶりで」
作業員
「もっと大きいのが普通ならかかる。カゴいっぱいになるのに」
「もうエビの姿が見えない」
「2匹一緒になっている。ありがたいよ」
「ありがたいね。こっちは魚ばっかりだ」
■「黒潮の大蛇行」要因か
産地が変わっている要因は「黒潮の大蛇行」といわれています。
ただ、気象庁は先月、「黒潮大蛇行は4月に終息した」と発表。イセエビの漁師は、今後に期待します。
下流海老網
世話人
平山善太郎さん
「毎年一番やばいのが更新されている。すぐに回復するようなことではないと思っていた。徐々に回復していけたら良い」