サウジの排出量取引所トップ 日本との連携に意欲 「国際的な知見共有を支援」
経済|
12/02 00:19
「砂漠のダボス」と呼ばれる国際金融会議が初めて東京で開催されるのに合わせて来日したサウジアラビアの排出量取引所のトップが取材に応じ、日本に知見の共有などでの連携を呼び掛けました。
「VCM」
ファディ・サーデ暫定CEO(最高経営責任者)
「我々が各国の排出量取引制度に対してできる支援、そしてこれまで実際に行ってきた支援は、各国の間で知見や経験を共有することにあります。それによって、国境を越えてどのように連携・機能できるのかを見通せるようにすることを目指しています」
サウジアラビアの取引所は企業や自治体が自由に参加して温室効果ガスの排出量を売買する市場で、取引量が世界3位の規模となっています。
暫定CEOのサーデ氏は、複数の日本企業との提携を協議していることを明らかにしました。
そのうえで、「各国の取引所との知見の共有などで橋渡し役を務めることができる」として、2026年度の導入に向けて排出量取引の制度設計を進める日本政府との連携に意欲を示しました。





