ナフサ不足で影響拡大「パック豆腐消える」不安 インク不足で無地包装も検討
経済|
04/30 10:32
原油の流れが滞っていることから「ナフサ」の供給に不安が強まっています。この連休中、あるいは連休明けも商品を包む容器やパッケージに影響が出ます。
■年間およそ300万円の負担に
岐阜県内で81年続く老舗豆腐店。昔ながらの製法にこだわった豆腐が人気ですが、来月1日からすべての豆腐商品を20円前後値上げします。
弓削銘水堂
弓削智裕代表取締役
「このままいくとゴールデンウィーク明けにはなくなるパック。ある種のパックの豆腐は、スーパーから消える」
豆腐パックやフィルムの原料は、石油由来のナフサです。
イラン情勢の影響で、豆腐パックメーカーからは来月から1パックあたり1.6円値上げする通知が届き、このままでは年間およそ300万円の負担を強いられます。
窯をたく燃料費の高騰も追い打ちをかけています。
弓削代表取締役
「もう限界を超えている」
■出荷に影響出る可能性も
影響は、パッケージの印刷にも及んでいます。使われている多くのインクもまた、ナフサが原料です。
飲食や食品メーカーなどで構成する団体は、包装のデザインを簡素化し、無地のパッケージを検討する声もあるといいますが…。
国民生活産業・消費者団体連合会
川本聡事務局長
「印字ができなくなることによって、その商品の出荷ができなくなる可能性があるという話はあった」
食品表示法では多くの食品に名称や期限、アレルギーなどの表示が義務付けられているため、出荷に影響が出る可能性もあります。
■有機溶剤不足の会社も
プラスチックフィルムのパッケージ印刷を手がける高知県の会社では、インクの濃さを調整する有機溶剤も不足しているといいます。
フソー化成
丁野務社長
「インクの種類によっては入ってこないとかあるので、受注量の100%をできない状況」
食品や商品を入れたり包んだりするパッケージの危機。生団連は、消費者が必要以上の買いだめをしないよう政府に対し、正確な情報発信などを求めています。
(2026年4月30日放送分より)





