なぜ?大手企業の株価が“変化” 株式分割の狙いとメリットは?
経済|
09/29 19:49
「キオクシア」や「東京海上」など29日、50以上の会社で株価に大きな変化がありました。一体、何が起きているのか、私たちの暮らしへの影響は。
■なぜ?企業の株価が“変化”
有名企業の株価が軒並み下落しているようにみえます。
前日の終値が5万3000円以上だった半導体大手「キオクシア」。29日の終値は1万7000円台です。
「東京海上ホールディングス」の株価は前日の15分の1ほどの500円台になりました。
前日から大きな動きがあった銘柄は50以上。これらの企業には共通点がありました。29日から株式分割後の価格での取引が始まっていたのです。
一体なぜ、多くの企業が一斉に株式分割をするのでしょうか。
経済部
マーケット担当
仁科健吾記者
「株高で気軽に投資できる水準ではなくなっている。そんななか、東証が『より少ないお金で株を買えるようにしてほしい』と企業にお願いしたという背景がある。そもそも株式分割は株を細かく分けて、少ないお金で買えるようにすること。ケーキに例えると、これまではホールまるごとでしか買えなかったものが4つに切り分けることで、4分の1から買えるようになる。1つ4000円のケーキなら、1000円から買えるということ。ただ、ケーキ丸ごとの大きさや値段は変わりません。株も同じで、会社の時価総額はそのままだが、分割することで買うためのハードルが低くなる」
株式を15分割した東京海上ホールディングスの場合、28日までは100株購入するのに80万円以上が必要でしたが、29日からはその15分の1の5万円程度で手に入れることができます。
■「株式分割」狙い&メリットは
今回の株式分割によって50以上の企業の株価は表面上、下がったように見えますが、日経平均株価には大きな影響はありません。
経済部
マーケット担当
仁科健吾記者
「分割の前後で時価総額が変わるわけではないため、日経平均に特別な影響が出るものではない。買いやすい金額に分割することで、多くの人が投資することにつながるので、ポジティブな面を指摘する市場関係者もいました」
株式分割でより多くの人に株を買ってもらい、市場を活性化させることも狙いの1つだといいます。







