寿司ネタ人気“高級魚”にうれしい異変 “赤いダイヤ”ミナミマグロが安い
経済|
07/05 18:44
すしネタの王様であるマグロに異変です。“高級魚”ミナミマグロが今、お得になっています。
どんぶりにしても、刺身でも。さらにすしネタでも大人気の「マグロ」。
マグロを食べた客
「おいしかったです」
「すごくおいしかったです」
すしの王様である“マグロ”。その価格に今、異変が起きているのです。
続々と水揚げされているのは本マグロに次ぐ高級魚として知られ、“赤いダイヤ”とも呼ばれるミナミマグロ。
鮮魚店にミナミマグロの価格を聞くと…。
魚彩
河岸の市店
西尾文範店長
「この年末と比べるとだいたい2割ぐらい下がっている」
「ミナミマグロの中トロ」は例年3000円程度だったものが1737円。
今が食べ時の“ミナミマグロ”にこだわったすし店が都内にありました。
老舗店の「扇寿司」では、知名度のある本マグロをあえて使わず、ミナミマグロ一筋。“ミナミマグロ”の魅力とは。
扇寿司
笈川精一郎さん
「まず味が濃厚。脂が強い。甘みも強い。ミナミマグロの味に慣れちゃうと、本マグロの脂が物足りない感じがする」
人気のミナミマグロが、なぜ安くなっているのでしょうか。
コロナ禍が明け、国内の供給量も増えていますが、他のマグロに比べて知名度が低く、需要が多くありません。さらに冷凍で在庫がたくさんあり、価格が下がっているということです。