19日現在、世界的に大規模な通信障害が同時に発生しています。影響は航空、放送、金融など世界各国の様々な分野に広がっています。ロンドンから報告です。
　（醍醐穣記者報告）
　イギリス北部にある複数の路線が乗り入れている駅に来ています。普段、この時間は多くの利用客がホームに立っていて、数分おきに電車が行き来している駅なのですが、障害の影響で今はほとんど人影が見えません。
　駅の案内表示を見ると、障害のためダイヤに影響が出ています。「アナウンスに注意して下さい」というような掲示が出ていました。
　障害は多くの業種に広がっています。
　朝、テレビをつけて驚いたのですが、24時間ニュースのスカイニュースも早朝から放送ができない状況になっていました。
　また、市民生活にも多数影響が出ています。
　この映像を撮影しているイギリス人カメラマンの赤ちゃんがせきがひどいので病院にかかろうとしたのですが、予約システムが朝からダウンしていて受付をすることができないので夕方にでも電話を掛け直してくれというふうに言われたそうです。
　その他にも銀行などでも障害が広がっていて、市民生活に多大な影響が出ています。
　（Q.テレビの中継が一部つながらなくなったということだが、どれくらいの時間つながらなくなったのか？）
　午前6時ぐらいから放送が中断されていたそうです。今は午前10時ですが、先ほど放送が再開しました。再開したのですが1回また途切れてもう1回、再開したというような感じで、まだ障害は少し残っているのかなというふうに感じます。
　（Q.ロンドンでは色んなところに影響が出ているようだが、一番ひどく影響が出ているところは？）
　やはり市民生活に直結する鉄道だとか、病院の予約ができないなど、やはり普段の生活ができないというのが非常に影響が大きいのかなと思っています。また、再開のめどが立っていないというところで皆さんは非常に不安だという声を聞きました。