韓国を訪問している岸田総理大臣は尹（ユン）大統領との夕食会に臨み、日韓関係について「雨降って地固まる」と述べ、日本の次期政権においても関係を維持していく方針を強調しました。
　韓国側の発表によりますと、尹大統領は「韓日関係の改善は決して順調ではなかった」としたうえで、「今後の先行きに予測しがたい難関が訪れる可能性があるが、揺らいではいけない」と訴えました。
　これに対し、岸田総理は「雨降って地固まる」と日韓共通のことわざを披露したうえで、「ともに雨に濡れた道で一緒に固めてきた道のりが関係の新たな始まりだった」と振り返りました。
　そのうえで「今後、意見の相違があったとしても対話を続け、ともに知恵を出し、合い道を切り開いていこう」と応じたということです。
　また、夕食会では、金建希（キムゴンヒ）大統領夫人が選んだ日韓の料理をアレンジしたメニューが提供されたということです。