ガザ地区北部の集合住宅が空爆受け 子ども含む避難民ら72人が死亡
国際|
11/17 23:44
イスラエル軍がガザ地区北部にある主に避難民が多く暮らす集合住宅を攻撃し、子どもを含む少なくとも72人が死亡しました。
地元当局によりますと、ガザ地区北部ベイトラヒアで17日、イスラエル軍が5階建ての集合住宅を空爆し、少なくとも72人が死亡しました。
この集合住宅には、主に子どもや女性など避難民が暮らしていたとということです。
がれきの下には、現在も行方不明者が15人以上埋もれているとみられますが、周辺への空爆が続いているため、捜索活動が難航しています。
また、イスラエル軍は16日に北部の避難所となっていた学校、17日には中部の難民キャンプ2カ所にも空爆を加え、合わせて少なくとも34人が死亡しました。
イスラエル軍は先月からベイトリヒアや近くのジャバリア難民キャンプを包囲し、ハマス戦闘員が再編成するのを阻止する軍事作戦を進めていて、民間人の死傷者数も増え続けています。
ガザ保健省によりますと、去年10月以降のパレスチナ側の犠牲者は少なくとも4万3846人となりました。