ロシア産天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム」爆破関与か ウクライナの男逮捕
国際|
08/22 01:11

ロシアとドイツを結ぶ天然ガスの海底パイプライン「ノルドストリーム」が2022年に爆破された事件で、ドイツの検察当局がウクライナ国籍の男を逮捕したと発表しました。
ドイツ連邦検察庁は21日、2022年9月に起きたロシア産天然ガスをドイツに輸送する海底パイプライン「ノルドストリーム」の爆破事件に関与した疑いで、ウクライナ国籍の男をイタリアで逮捕したことを発表しました。
この男は「ノルドストリーム」に爆発物を仕掛けたグループの一員で、「作戦の調整役」だったとみられています。
男はすでに逮捕状が出ているウクライナ国籍のダイビングインストラクターの男ら共犯者とともに、ドイツ北部のロストクからヨットで出航してバルト海の現場まで爆発物を運んだ疑いが持たれています。
「ノルドストリーム」はロシアによるウクライナ侵攻の影響などで事件当時は稼働していませんでした。
ウクライナ側は「ノルドストリーム」を爆破することでロシアのヨーロッパへの影響力を弱める狙いがあった可能性がありますが、ウクライナ政府は一貫して関与を否定しています。
画像:Danish
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