アメリカ西海岸で山火事が相次いで発生し、強風と熱波の影響で被害はさらに拡大しています。
　AP通信によりますと、このうちカリフォルニア州北部ではワインで知られるナパ郡を中心にこれまでにおよそ26平方キロメートルが燃え、周辺の500軒近い建物に延焼の危険が迫っています。
　1200人以上の消防士とヘリコプター10機で消火活動が続いていますが、延焼している面積のわずか10％余りしか鎮火に至っていません。
　この地域では5年前にも同じような山火事で1500軒以上の建物などに被害が出たということです。
　一方、オレゴン州の山火事でもこれまでに88平方キロメートルが焼失し、およそ4000軒の建物に避難勧告が出されています。