英レイナー副首相辞任 不動産購入時の税金800万円過少払い疑惑で 後任はラミー外相
国際|
09/06 03:55

イギリスのアンジェラ・レイナー副首相が5日、辞任しました。不動産の購入に際して税を全額納めていなかったとして問題視されていました。
イギリスBBCによりますと、レイナー氏は5月、新たにマンションの一室を購入した際、「別宅」ではなく「主な住宅」として申請し、印紙税およそ800万円の支払いを逃れた疑いが持たれています。
レイナー氏は住宅問題を担当する閣僚も兼務していて、野党や国民から批判が集中していました。
レイナー氏は5日に発表した書簡で、「この過ちについて全責任を負う」として辞意を表明しました。
一方で過少の支払いは故意ではなかったと強調し、「税の専門家のアドバイスをもっと求めなかったことを深く後悔している」としています。
副首相の後任にはラミー外相が就任します。
支持率が低迷するスターマー首相の労働党政権にとって、打撃になることは必至です。