アメリカのトランプ大統領は国連総会の演説で、地球温暖化の問題は起きていないと主張し、気候変動対策は詐欺だと批判しました。 トランプ大統領 「これは世界で行われた史上最大の詐欺だ。もはや地球温暖化でも寒冷化でもない。国連や多くの機関が悪意を持って行った。予測はすべて間違っていた」
　トランプ大統領は国連が長年にわたって警鐘を鳴らしてきた地球温暖化について、実際に問題は起きていないとし、ヨーロッパなどの先進国が二酸化炭素の排出を規制しても経済が疲弊するうえに、中国などの排出量は増えるばかりで「ナンセンス」だと指摘しました。
　さらに、気候変動対策は「世界で行われた史上最大の詐欺だ」と批判し、パリ協定からの離脱を正当化しました。
　また、風力発電などの再生可能エネルギーは補助金なしには機能しないと指摘し、トランプ政権として石油やガスなどの開発を推進し、エネルギーコストを下げる方針を強調しました。