トランプ氏「ウクライナは領土奪還できる」 NATOへの武器供給も継続
国際|
09/24 05:13

アメリカのトランプ大統領はヨーロッパ各国の支援があれば、ウクライナはロシアに占領された領土を奪還できるとの考えを示しました。
トランプ大統領は23日、ニューヨークでの国連総会の開催に合わせて、ウクライナのゼレンスキー大統領と1時間程度会談し、ロシアとの戦闘終結やその後の「安全の保証」などについて協議しました。
トランプ大統領は会談の終了後、自身のSNSにEU(欧州連合)やNATO(北大西洋条約機構)の支援があれば、ウクライナは領土を取り戻す戦いに勝ち、ロシアに侵攻される前の本来の国境を回復することは十分に可能だと投稿しました。
また、ロシアは深刻な経済的危機に直面していて、ウクライナが行動を起こす時だと指摘しました。
トランプ氏はウクライナを支援するためヨーロッパのNATO加盟国への武器の供給を継続する考えも示しました。
トランプ大統領
「(領土の奪還ができると)私は本当にそう思っている。ウクライナに土地を取り戻させてやろう」
トランプ氏はプーチン大統領との個人的な関係から、戦闘を終結するのは当初は簡単だったと思っていたが、「何の意味もなかった」と述べました。
これまでトランプ氏は戦闘の終結にはウクライナが領土で譲歩することが必要だと主張してきただけに、従来の方針からの転換とも言え、米ロ首脳会談の後も和平交渉に消極的なプーチン氏に圧力を加えた格好です。