南米ボリビアで大統領選の決選投票が行われ、中道候補が勝利し、約20年間続いた左派政権に終止符が打たれることになりました。
　ボリビアで19日、大統領選の決選投票が行われ、中道の「キリスト教民主党」のロドリゴ・パス上院議員（58）が右派のホルヘ・キロガ氏（65）を破って勝利しました。
　選挙管理委員会が発表した暫定結果によりますと、得票率はパス氏が54.5％、キロガ氏は45.5％です。
　パス氏は11月8日に新大統領に就任する予定で、アメリカとの関係改善を進めるものとみられます。
　パス氏の勝利により、約20年間続いた左派政権に終止符が打たれることになります。
　ただ、パス氏の所属する政党は議会で過半数を占めておらず、連立を組む必要があるとみられます。