アメリカの9月の雇用統計が発表され、就業者の伸びは市場予想を大きく上回りました。当初、先月に発表予定でしたが、政府機関の閉鎖の影響で公表が遅れていました。
　アメリカ労働省が今月20日に発表した9月の雇用統計によりますと、景気の動向を敏感に示す農業分野以外の就業者数は前の月と比べて11万9000人増えました。
　これは市場が事前に予想していた5万人程度の増加を大きく上回るものです。
　一方、失業率は4.4％で前の月から0.1ポイント悪化しました。
　アメリカの政府機関の一部閉鎖の影響で、9月の雇用統計は約1カ月半遅れての発表となりました。
　10月分については家庭への調査が必要なデータが収集できず 公表しないこととなり、11月分の公表は来月16日に延期されました。
　直近の雇用情勢が示されないなかで、FRB（連邦準備制度理事会）は来月9日と10日に開かれるFOMC（連邦公開市場委員会）で金融政策を決めることとなります。